ランドクルーザー70(GDJ76W)運転席パワーウィンドウをオートUP対応にカスタム!DIY完全ガイド

ランドクルーザー70のパワーウィンドウスイッチ加工 CAR
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ランドクルーザー70(GDJ76W)に乗っていて、「窓を閉めるときにボタンを押し続けるのが面倒…」と感じたことはありませんか?
実は、この車種の運転席パワーウィンドウは、下げる方向はオート(ワンタッチ)対応なのに、上げる方向(閉める側)は押し続ける必要がある仕様です。

オートUP機能がないことでちょっとした不便を感じるオーナーは多く、SNSや掲示板でも「どうにかオートUP化したい」という声がよく上がっています。
この記事では、私が実際に行った GDJ76Wの運転席パワーウィンドウを“オートUP対応”にするDIYカスタムを、写真なしでも理解できるように工程・注意点を交えて解説します。


なぜランクル70にはオートUP機能がないのか

まずは、この仕様の背景を理解しておきましょう。
トヨタがオートUP機能を搭載していない理由は、主に次の3点です。

  1. 安全性(挟み込み防止の観点)
     オートで窓が閉まると、万が一指や物を挟んだ際に危険が生じます。
     安全重視のランクル70では「押し続けて閉める」設計にしている可能性が高いです。
  2. シンプルさと信頼性の確保
     ランクル70は“原点回帰”をテーマに再販されたモデルで、電子制御を最小限に抑えたシンプル設計。
     そのため、余計な制御回路を省き、機械的な信頼性を重視していると思われます。
  3. コスト・構造上の理由
     オートUP機能を加えるには、スイッチ制御回路の追加が必要です。
     その分コストや構造が複雑化するため、敢えて省略されているとも考えられます。

今回のカスタム概要

  • 車種: トヨタ ランドクルーザー70(GDJ76W)
  • 目的: 運転席パワーウィンドウをオートUP対応に変更
  • 作業時間: 約30分
  • 難易度: ★★☆☆☆(工具と部品が揃っていれば比較的簡単)
  • 使用部品: 整流用ダイオード 1N4007(1A)
  • 使用工具: 基板用はんだごて、はんだ、はんだ吸取線

必要なもの

  1. 整流用ダイオード 1N4007(1A)
     電子パーツ店やAmazonなどで数十円で購入可能。耐電流1Aあれば十分です。
     ※向き(極性)があるため、後述の注意点を必ず確認してください。
  2. はんだごて/はんだ/はんだ吸取線
     基板の作業をするための基本工具。温度調整できるものがおすすめです。
  3. 内張りはがし
     スイッチユニットを取り外す際に使用します。

作業手順

1. スイッチユニットの取り外し

まず運転席のスイッチパネルを取り外します。
内張りはがしを使って、パネルを傷つけないよう慎重に外してください。
コネクターを抜くと、スイッチユニットを取り外せます。


2. スイッチ基板の確認

ユニットの裏面に基板があり、ここにダイオードを追加します。
透明のカバーを外して、慎重に取り出してください。
細かいパーツが多いため、無理に引っ張らないように注意します。


3. ダイオードの取り付け

今回使用する 整流用ダイオード 1N4007(1A) は向き(極性)が決まっています。
黒い帯のある側がカソード(マイナス) です。
配線図やネットの参考資料を確認し、正しい方向で取り付けましょう。
向きを誤ると正常に動作しません。

はんだ付けの際は、加熱しすぎると基板パターンが剥がれることがあるため、短時間で確実に固定するのがコツです。

オートUP化のためにダイオードを追加したランドクルーザー70のパワーウィンドウスイッチ基板

4. スイッチ裏の爪をカット(オートUP位置確保)

この工程が非常に重要です。
GDJ76Wのスイッチ内部には、**ストロークを制限している小さな“爪”**があり、
この爪があるためにスイッチを“オートUP位置”まで引き上げることができません。

そこで、スイッチを分解した状態で 裏側の爪を少しカット します。
ニッパーやカッターで必要最小限を削り、クリック感を保ったまま“もう一段階引き上げられる位置”を作ります。

これにより、スイッチを軽く引くと手動操作、もう一段階引き上げるとオートUP操作という2段階動作が可能になります。

※カットしすぎるとクリック感がなくなったり、スイッチが空振りする場合があるので、削る量は慎重に調整してください。

爪をカット加工したランドクルーザー70パワーウィンドウスイッチ背面

5. 基板の組み戻しと確認

作業が終わったら、スイッチユニットを元通りに組み戻します。
接続コネクターを差し込み、通電確認を行います。

エンジンONまたはACC状態で、窓スイッチを一度上に軽く引くと自動で窓が上昇すれば成功です。
押し続けなくても上がる動作が確認できれば、オートUP化完了です。


注意点とトラブル防止

  • ダイオードの向きを間違えると動作しません。必ず確認してからはんだ付けしてください。
  • スイッチ裏の爪カットは“削りすぎない”ことがポイントです。少しずつ様子を見ながら作業しましょう。
  • 作業は自己責任です。万が一の故障時は保証外となる場合があります。

実際にやってみた感想

作業時間はおよそ30分。
必要な工具と部品が揃っていれば、それほど難しくないDIYです。

作業後に試してみたところ、ボタンを押し続けなくても一度引くだけで窓が自動で上昇
地味な動作ですが、これが想像以上に快適でした。

今まで乗ってきた車はすべてオートUP対応だったため、ランクル70の仕様には少し煩わしさを感じていました。
このDIYでそれが解消し、より快適にドライブできるようになりました。
純正風の動作で違和感もなく、大満足です。


まとめ

ランクル70(GDJ76W)のパワーウィンドウをオートUP対応にする作業は、

  • 整流用ダイオード 1N4007(1A)の取り付け
  • スイッチ裏の爪をカットしてオートUP位置を確保
    という2つの工程を行うだけで、約30分で完了する簡単なカスタムです。

安全性に十分注意しながら作業すれば、日常の使い勝手を大きく改善できます。
作業後は必ず動作確認と安全チェックを行い、快適なランクルライフを楽しんでください。

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